ウォームアップのエクササイズの代表的なものを一つご紹介します。
私たちはよく、1日目、2日目のプログラムの中で活用します。レベルを色々アレンジすることができるので、初日に使うことも可能。
思わず大きな声が出るようになったり、ファシリテータの指示次第で、熱狂的な空気をうむことも可能です。
共通するシアター・エクササイズの目的は↓参照ください。
このシアター・エクササイズの目的
チームビルディングの初期の段階、プロジェクトの初期の段階で、どんな人が集まっているのだろう?と不安な中でも、熱狂を生みながら協働的にワークをしていくベースを作るのに役立ちます。
比較的簡単なファシリテーションでできるので、初めてファシリテーションをする人にももってこいなエクササイズです。
レベル別に目的の設定ができることもポイント。
「仲間探し」エクササイズの方法
ファシリテーターが、まず説明をします。
さあ、「生まれた月別に集まってください!」
同じ答えをもった仲間と集まってチームになって座ります。集まるために大きな声を出さざるを得ず、いつの間にか大きな声を出したり、探すこと自体に夢中になって、心が動いてきます。
静止した状態から動くことも可能ですが、歩くエクササイズと組み合わせて使うことも多いです。歩いてほぐれている状態からの方が動きやすいことが多いです。
場の空気を読みながら、レベルを考えて采配することが必要です。
レベル1 (思考力☆☆☆ 創造力☆☆☆)
ひとりひとりが自分の決められた答えを持っている。思考しなくてもよいもの。
・生まれ月
・兄弟の数
・出身地(出身地が違う構成員の場合)
レベル2 (思考力★★☆ 創造力☆☆☆)
次にそれぞれの考え反映。ファシリテータが話を広げやすいものを選択するのがポイント。
ここでは、同じ質問でも回答がバラけるものを選ぶことで、多様性理解の体験に繋がります。
・好きな果物
・○○と言えば?
レベル3 (思考力☆☆☆ 創造力☆☆☆ 協働性★★★)
協力がより必要になるもの、全員の協力が必要。
状況を見ながらですが、「声を掛け合ってOK」「声を掛け合わずアイコンタクトで」など、構成員の様子を見ながら、目的を変えていくことができます。
・名前のアイウエオ順
・こゆびの長さ順
・目の色順
レベル4 (思考力★★☆ 創造力★★★ 協働性★★★)
行動が2段階必要になり、仲間と話し合う必要が出てくる。また完成形に自由度が高い。
・集まって何かをつくる(3人で△つくる)
・集まって役割を演じる(2人組で、警官と泥棒)
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